ぽんこつペチカ

ミンミンミーン　蝉の声に気づかされる　夏に掛けられた魔法と、その儚さを。

なにもかもが微妙だ！モヤモヤする！　私世界なのに、知らぬ間に、操られてる！

いっぱい
　　　　　いっぱい
　　　　　　　　　　たくさん、知識をつけて
立派な大人になろう！　と、
意気込んでた日も　あったっけ？

毎日
　　　コツ コツ
　　　　　　　　勉強して
そんな毎日を　否応なく　繰り返してて



ふと、
窓辺から　澄み渡る青空が覗けたとき


その“爽快さ”を



ふと、
込み上げてきた悲しみに　えづきそうになったとき


その“震え”を




上手く
言葉に
表せなくて

　　　　　　焦って

　　　　　　　　　　モヤモヤして

　　　　　　　　　　　　　　　　　……気づいた




あぁ、


僕は　もう






凝り固まった　「大人」の一員か、って。

ぽんっ、とひと振り 魔法をかけるぞ　……君へ　安定した愛を。

失敗は密の味～♪　そんぐらいに味覚マヒってやっとこそ　人生は美味しくな～る